■■■ 1999/12/22 at CLUB CITTA' 川崎 ■■■
	SET LIST 1.VIOLET VIOLENT DOOR 2.HELLRAZOR 3.LASCAR BLEU 4.POISON RAIN 5.3D GENERATOR 6.AWAKEN MIRROR 7.FLASHBACK 8.MACHINE MESSIAH 9.SUICIDE LOVER
●● 美しい影が朝日に溶ける… ●●
各バンドの演奏が押しに押し、朝日とともにステージに現れたZEUS MACHINA。 この夜のZINのメイクは「時計仕掛けのオレンジ」を思わせた。 オープニングは、明けてゆく明星とは逆に、まだ闇をまとったままの幻想世界を漂わす「VIOLET VIOLENT DOOR」。 次は新曲「HELLRAZOR」だった。イントロでいきなりZINがシャウト。 YUKINOのギターがうねり、歪みまくる、ハードなアップテンポの曲であった。 この曲の歌詞はほとんど英語のような印象を受けたが、独特な日本語の詩の世界をもっと増やしてほしいものだ。 まだまだ変貌を遂げるのではないか。 3曲めは「LASCAR BLEU」。“マスカレード”という歌詞とダークで疾走感のあるコード進行が印象的な曲だ。 そして「POISON RAIN」、「3D GENERATOR」、「AWAKEN MIRROR」へ。 強固なリズム隊に支えられた見事な演奏を見せつけた。 曲間、ストロボのフラッシュライトが点滅する中踊り狂うZINの姿は、 まるでサバトの宴に捧げられた生け贄のようにも見えた。 そして後半。「FLASHBACK」、「MACHINE MESSIAH」で、頭のネジは一気にはじけとんだ。 ハードの一言に尽きる。ラストは濃霧の中に佇む人影を思わせる幻想的な「SUICIDE LOVER」。 チッタの大きな舞台を壮大な曲で締めくくった。この日のZEUS MACHINAのライブは、 1999年のベストライブという人が多かったのもうなづける。 素晴らしいステージであった。